正式名称は「第92回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会」。
来年2016年1月2日、3日に開催される第92回箱根駅伝の出場権を獲得するための予選会です。本大会の出場チームは、関東学生連合チームを含めた21チームとなります。そのうち、前回大会の上位10校は、予選会に参加せず本大会への出場が決定しています。テレビ中継などで、“シードを獲得”というのは、このことを指しています。
今回の予選会で本大会の出場権を得られるのは10校！

昨年の予選会 一斉にスタートする選手。

20kmのコースを一斉に走り、上位10名の合計タイムが少ない10校が予選会突破です。
各大学10〜12人の1チームのみが予選会に出場できます。

順位を決定するルールはこちらのとおり。
1）競技成績での上位10名の合計タイムが少ない大学を上位とする。
2）1）で同タイムの場合には上位10名の合計順位が少ない大学を上位とする。
3）2）によって順位が決定しない場合には、各校最上位選手の順位が上位の大学を上位とする。
4）1）の基準で10位に複数校が並んだ場合には、2）及び 3）より順位を決定する。

本大会のようにタスキをつなぐ駅伝ではありませんが、予選会もチーム全員の力を合わせた競技スタイルです。僅差のタイムにより明暗が分かれることから、本大会に引けを取らないドラマが生まれることも多いのです。

昨年の予選会 5km地点近くでのトップ集団。

ー関東学生連合チームが本大会に出場します
91回大会から、関東学連選抜チームの編成が変わっています。「関東学連選抜チーム」の名称が、新たに「関東学生連合チーム」に変更となり、1校から1名の選出、単独校・関東学連選抜チームでの出場に関わらず、本大会出場回数が2回を超えない選手を選出することとなりました。大会の更なる盛り上がりが期待されます。

ー「関東インカレポイント」を採用しません
第89回まで、予選会7位以降は「関東インカレポイント」というその年の関東インカレの成績に基づくポイント制との併用で順位を決めていました。関東インカレポイントは、大学の陸上部全体の成績が反映されるため、駅伝だけではなく陸上競技部全体としての取組が成績に影響する仕組みです。第91回以降は併用を採用せず、予選会の順位のみで決定することとなりました。

昨年の予選会 会場には多くの人が集まった

ー日本テレビで「生中継」します！
箱根駅伝本大会への熾烈な出場権争いは、毎年多くの観客が集まり本大会さながらの盛り上がりを見せています。今年もその模様を生中継にてテレビ放映します。わずかな差で箱根駅伝本大会を走れるか走れないかが決まる「天国と地獄のコントラスト」をリアルタイムでお楽しみください！